室内の居心地の良い場所で、15分~20分のお昼寝

お昼寝は幸せなストレス解消法

スペインやイタリアなど、世界には「シェスタ」といって、昼食後に当たり前にお昼寝をする国もあります。昼間の軽い睡眠は午後からの仕事の作業効率を向上させ、ストレス解消にも役立つことが広く知られるようになり、近年は日本でも多くの企業で注目を集めています。仕事中に昼寝をすることに抵抗を感じる人は多いかもしれませんが、最近は、会社内で仮眠用スペースが用意されていたり、気軽に立ち寄れる昼寝サロンなどもでき、私たちをとりまく労働環境はどんどん変化しています。慢性的な睡眠不足はストレスを溜めるだけでなく、うつ病や癌などの重篤な健康問題に発展することもあります。上手にお昼寝をして、こまめにストレスを解消しましょう。

どこでどんな風に寝るのがいい?

では実際にはどのようなお昼寝がよいのでしょうか。時間的には、出来れば正午から午後3時頃までの間で、15分~20分程度がよいと言われています。ネクタイやベルトは緩めて、体がリラックスした状態で休みます。できれば心地よく光のあたる静かな環境が理想的。昼寝の効果を最大限引き出すためには横になった体勢で眠ることも大切です。とはいえ、自宅にいる場合はベッドではなくリビングのソファなどで寝るようにしましょう。ベッドで寝てしまうと眠りが深くなり、かえって体が疲れてしまいます。

また、お昼寝の前にカフェインを摂取するとすっきりと目覚められ、午後の業務にかかりやすくなります。直前にコーヒー、紅茶、緑茶などを飲むとよいでしょう。